猫でもわかるGitの使い方

第1章. ローカル/リモートリポジトリの定義

リポジトリは、作業の記録を保管する 記録保存先です。 記録保存先は、まず 2 種類に分けて考えるとわかりやすくなります。

大事なのは、Git と GitHub は同じ意味ではないということです。 Git は記録を扱うシステムで、GitHub はそのリモート記録保存先を置いておくサービスのひとつです。 (Bitbucket のようなサービスもあります。)

実務では、ローカル側でリモート記録保存先の名前をふつう origin にしておくことが多いです。 そのため origin/main のような表現をよく見られます。

もうひとつ重要なのは、ローカルとリモートが 常に自動で同じ動きをするわけではない という点です。 互いに独立した記録保存先なので、自分で送るか受け取るかしない限り内容はそろいません。

ローカルの記録はどこに保存されるのか

ローカルリポジトリの中核となる記録は、プロジェクトフォルダ内の .git フォルダに保存されます。 このフォルダがあれば、「このフォルダは Git の記録保存先だ」と考えることができます。

my-project/
.git/ ← Git の記録(履歴、ブランチ情報など)
art/
ui/
README.md

図 1-1. 同僚にコミットを共有する流れ (1)

流れはふつう 保存 → アップロード → ダウンロード の順です。 矢印と点線の向きを見れば、データがどちらへ動くかをそのまま読めます。